俺の彼氏はイくのが遅い!

 家主が部屋のドアを開ける音と、蛍光灯のスイッチを押すパチッという音。真っ暗だった部屋が明るくなって、俺が家主のベッドで勝手に寝ているのも、家主の視線に晒される。
 といっても、別にそれは珍しいことじゃない。だいたい俺はいつも勝手に傑の部屋に入っているし、勝手に傑のベッドで寝る。たまに、傑のシーツの匂いに興奮してシコッてたりする。シコるだけじゃ飽き足らずケツに指突っ込んでたりもする。現に今も、布団にくるまってケツに指突っ込んで絶賛オナニー中だ。傑が三十分後くらいには着くよってメールを寄越して来たから、任務から帰って来たら傑のちんこ挿れようと思って。
 流石は傑だ。時間通り。俺なんて、昼には着くって言ってても途中で美味そうなスイーツの店に車停めさせて寄り道したりして、一時間や二時間帰るのが遅れるのなんてザラだ。傑はルーズな俺とは違って几帳面だから、帰る時間も信用出来るっていう訳だ。信用出来るからオナニーも捗る。
「さとる? ……寝てるの?」
 傑に背を向けたままベッドに横になっている俺の背中に、傑が遠慮がちに声を掛けながら近付いて来る。ふと傑の足が止まった。多分異変に気付いたんだろう。俺の息は荒くて、傑から見えるうなじもきっと、赤い。
「……さとる、」
 心配そうな声と共に傑の手がそっと肩に置かれる。この時を俺は待っていた。
 すかさず、傑の手首を掴んで強く引っ張った。不意打ちを見事に食らって、傑はうわって叫びながらバランスを崩した。ベッドに倒れ込む傑の腹の上に乗り上げると、ベッドがでかい男二人分の体重で派手に軋んだ。そのうちぶっ壊れそう。
「さ、悟!?」
 傑は驚いて俺を見るけど、俺もちょっとびっくりした。こんなに簡単だと思わなかった。傑の方が体格がいいし、体術の腕も、多分俺より上だ。余程油断したのか、余程疲れていたのか。疲れてるから寝たいって言われても、俺は勝手にヤるけど。傑は寝てたらいいし。
 傑に顔を近付けて、キスする。傑と唇が触れただけで、じんって頭の奥が痺れた。舌を押し付けて、口開けろよって無言で強請る。唇が少し開いたところに素早く舌を突っ込んで、傑の舌に絡ませる。じんじん痺れる範囲が、広がる。頭と、腰と、それとちんこと。ガン勃ちのちんこがズボン押し上げてて痛い。
「っん……♡ふ、う♡んん……ッ♡」
 俺は無意識に鼻に掛かったような甘ったるい吐息を漏らしながら、ちゅ♡ちゅ♡と傑の舌に吸い付く。あー、舌気持ちいい。ぼんやりする。傑は戸惑って身を硬くしてたけど、ややあってから俺の後頭部にそっと手を添えた。俺はうっとりしながら勃起したちんこを傑のちんこに押し付けた。腰を前に突き出すと、ちんこが擦れてじーんってなる。両方とも服着てるのがもどかしい。
「ふ、あ……っ♡すぐる、」
 傑のズボンを脱がそうと思ってキスをやめると唾液がやらしく糸を引いた。キスだけでボーッとなりながら、俺は腹の上から膝の上辺りに移動して傑のベルトに手を掛ける。傑の手がやんわりそれを阻止する。舌打ちしたくなる。
「……悟、急にどうしたの、」
「ヤりたい」
「その、言いにくいんだけど、任務が思ったより大変だったから疲れてるんだ。明日でもいい?」
「だめ」
「さとる、」
「疲れてるんだったら寝てていいよ。俺が動くし」
 顔をしかめているのを無視して、ベルトを緩めてジッパーを下げる。無遠慮に下着の中に手を突っ込めば、傑が反射的にびくりと身を竦ませた。ちんこ握って、外に引っ張り出す。ちょっと硬くなって、少しだけ先端にカウパーを滲ませていた。思わず口端に笑みが浮かんだ。
「なんだ、オマエもヤる気じゃん」
「っそれは、悟が、」
 身体をずらして、身を屈める。傑のちんこに顔を近付けると、ちんこが生き物みたいにピクッと震えた。
「悟! 洗ってないからやめ、」
 流石に傑が狼狽えて、身を捩る。鬱陶しいから、それ以上何か言う前にさっさと口開けて、先っぽを咥えた。舌先でほじくるみたいに尿道口を舐めて、ぐりぐり捏ねて、亀頭を吸う。洗ってないから、汗と尿の味がする。不味い。萎えるどころかめちゃくちゃ興奮した。全然触ってないのに、俺のちんこからもカウパーが溢れて下着もズボンもぐしょぐしょになってる。
 わざと唾液を絡ませて、じゅぽじゅぽ音立てて吸う。吸いながら、竿を扱く。あっという間に口の中ででっかくなって、我慢汁が溢れ出て来て、凶悪なカリが張り出してる。質量を増して、口の中が圧迫される。戦闘モードのグロち○ぽの完成だ。
 唇を離すと、唾液と先走りが混じったエロい汁がねとって糸を引く。うっとりとち○ぽに頬擦りしたくなった。血管が浮き出てて、亀頭が赤黒くて、俺の唾液と我慢汁とで濡れて、ビクビクしてる。このまま口でイかせたいと思うけど、それよりも早く、俺の中にぶち込みたくて仕方ない。突っ込んで、奥までぐちゃぐちゃにして、そんで、俺が上に乗って、傑のイッてる顔を見まくりたい。搾り取ってやりたい。
「今日は、俺がオマエをイかせまくってやるから」
 もう一度傑に跨がって、顔を歪ませている傑を見下ろして挑発するように笑う。さっき疲れてるなら寝ててって言ったけど、前言撤回。傑は寝る暇もないくらい、俺のま○こでイきまくればいい。余裕もなくなって俺にハメることしか考えられなくなって、オナニー覚え立ての猿みたいに情けなく腰振って発情しまくればいい。いつも俺ばかりイかされまくってて気に食わないから、今日は傑がイきまくって。
「……悟、ほんとにするの? 明日じゃだめなの?」
「だーめ」
 下はもう準備万端の癖してまだ躊躇うようなことを言う傑に、俺はいつも傑が俺に酷く甘く意地悪く囁く言葉をそのまま使う。  ズボンと下着を脱ぎ捨てて、床に放る。勃ったままのちんこが早速蜜を零して、傑のシャツの腹の部分を透明な雫で濡らした。傑が上着脱いで部屋に入って来てくれてよかった。じゃなかったら俺は傑の制服を俺の体液でぐしょぐしょにしてる。
 さっきなかにローション突っ込んで自分で解してたから、俺の後孔の中は既に柔らかく泥濘んでいる。傑のち○ぽの先端を押し当てただけで、きゅうんとひくついて先端に絡み付く。早く奥、突いて欲しいみたいに。喉が期待で震える。
「あ……♡」
「っさと、」
 ずっぷんっ♡♡♡
「ッあ♡♡♡あ゛んッ♡あッ♡♡♡あっ……!」
 我慢出来なくて一気に根元まで咥え込むように腰を下ろした途端、凄まじい快感が背中から一気に頭の天辺まで上り詰めるみたいに駆け上がって来て、俺は傑の上で背を仰け反らせて獣じみた悲鳴を上げた。
 だめ、これ、イく。傑のち○ぽが俺のなか全部埋めて、ち○ぽ欲しくて疼いて仕方なかった所為でち○ぽぎゅうぎゅう締め付けて、擦れて気持ちよくて、精液が物凄いスピードで競り上がって来る。ヤバい。
「ひ♡あ、あ゛あ、う♡♡♡」
 咄嗟にちんこの根元ぎゅうって掴んで、イくのを阻止した。俺の的確且つ冷静な判断のお陰で突っ込んだだけで傑の腹の上に精液ぶちまけるのだけは回避出来たけど、精液を放出する機会を失った身体がバグって、出てないのにイッてるみたいに腰がビクン♡ビクン♡って震えてる。出したくて、堰き止めてる手の力を緩めてしまいそうになる。でもイッたら、俺が傑をイかせまくる計画なのに台無しだ。
 というか、今更だけどこの作戦は失敗だったかも知れない。既に失敗の予感がする。
 乗りかかった船。いや、泥船。乗りかかってるどころか、既に泥船に乗ってる。完全にだめなやつ。
 だって傑とヤる前に散々自分で弄ったから、俺はち○ぽ突っ込まれる前から既にイく寸前だ。でも今更引き返せない。強引に傑とヤる流れに持って行った癖にやめるなんて、ダサい。俺のプライドが許さない。
「……っ悟、ゴム、してない、」
 傑が苦しげな表情でイき損なったままびくついている俺の腰を掴んで、慌ててち○ぽ引き抜こうとした。完全に腰が抜けてしまっている俺の身体が少しだけ浮いて、ぬぷっ♡って濡れた音をさせてちょっとだけち○ぽが抜けて、その分張り出したカリが中ごりって擦って、意味分かんないくらい気持ちいい。
「や……ッ♡ナマが、いいから♡♡あ、あ゛……っ♡」
 傑の腕に縋り付きながら泣くような声を漏らす。勿論片手はちんこの根元縛ったままだ。そうしてないとイきそうだから。傑は抜くのをやめたけど、ぶわってち○ぽが俺の中で膨れ上がった。質量が増して、圧迫感が増す。だけど苦しいだけじゃなくて、傑のち○ぽにごりごりされて、なか、蕩けそうなくらい気持ちいい。
「や、あッ♡……っ何で、おっきくなって、」
「悟が、ナマがいいなんて言うから、だろ、」
「だって、っんあ、あ゛っ♡あッ♡♡」
 ナマがいい、は半分本音で半分嘘だ。残り半分の本当は、抜く時にち○ぽが媚肉をずるずる擦る刺激で一瞬でイきそうだから。ふー、ふーって息を吐きながら必死で落ち着こうとするけど、こんなんじゃ傑をイかせまくるどころかまともに動くこともままならない。動いたら、そして堰き止めてる手をどかしたら、多分一突きですぐイく。
「ん♡あ、あ……ッ♡♡はあ……っ♡」
「悟大丈夫? もしかして痛い?」
 俺がマジでぐずぐず泣き始めたから、傑はまた俺の腰を掴んで持ち上げようとする。俺のなかが気持ちいいってのと、俺を心配するのと、混ざったみたいな顔で、やっぱり俺の体調を優先しようとする。何処までも心配性で優しい。本性はケダモノの癖に。俺は知ってるんだ。傑が遅漏の上に絶倫だって。でも腹ん中にケダモノ飼ってる癖に普段はそれを隠してて優しい。ギャップにきゅんとする。きゅんとしている場合ではない。
「ち、がう……、も、オマエ動かすな、って、」
 膝が震えて、座り込んでしまいそうだ。でも腰下ろしたらさっきちょっとだけ抜け出た分傑の勃起ち○ぽがもっと深い場所をごりごり削るって分かってる。そのヤバい快感が恐いから、力が抜けそうな膝に必死に力を込めて、これ以上ち○ぽが入り込まないように耐える。
「そうだね。悟が動いて私を気持ちよくしてくれるんだったね」
 傑は俺の腰を掴んでいた手を下ろした。俺の既に回らなくなり始めた頭では、傑の言ってることがすぐには理解出来ない。「は、ぇ……?」なんて間の抜けた声を出しながら、端に涙の浮いた目で傑を見下ろす。
「私のこと、イかせまくってくれるんだよね?」
 さっき自分でそう言ったでしょ。
 そう言う傑の口角はゆるりと上がっている。それはそれは愉しそうに。
 俺は絶句した。もしかして、全部見透かされてるんじゃないのか。俺がもうイきそうなのも、イきそうだから動けないのも。それを分かってるから、動いてなんて無理難題を押し付けるんじゃないのか。疲れてるから明日にしろなんて言ってた癖に。いや、俺の所為か? 俺の所為で、傑がヤる気になってしまった、のか?
「……ッ、」
 今更無理なんて言えなくて、俺は歯を食いしばってゆっくりと腰を落とした。ず、ずぷっ♡って傑のち○ぽに内壁を擦られるのが堪んなくて、思わずちんこ塞いでいた手を離してベッドに手をついてしまう。
「はあ♡あ、あ……ッ♡♡♡」
 イきそうだったけど、辛うじて耐える。ちんこからは先走り汁がだらだら零れて、傑のシャツに染みを作る。汗が額に浮く。視界がちかちか明滅する。
 落ち着け。ゆっくりやれば大丈夫。
 自分に言い聞かせてゆっくりのろのろと腰を浮かせた。気を抜くとイきそうだった。ず♡ぬぷ♡ぬぷ……♡ってローションがやらしい音立てながら、ち○ぽが出て行く時に傑のカリが引っ掛かる。引っ掛かる度に俺の腰がびくびく震えて、ちんこからぴゅっぴゅっ♡ってカウパーが飛んだ。
「あ♡あ゛ッんっ♡あッ♡♡♡すぐりゅのち○ぽ、きもちいい……♡♡♡」
 だらしなく蕩けた顔で口から涎垂らしながら、思わず本音を口走ってしまう。奥、ごりごりってして欲しいし、前立腺も亀頭で抉って欲しい。でもそれされたら俺はすぐイッてしまう。だからわざと気持ちいい場所を外してのろのろ擦るしかない。中途半端な快感がもどかしくて、切なくて、イきたくて、涙が出る。動くなって自分で傑に言った癖に、思い切り動いて俺の好きな場所全部突いて欲しくなる。
 動いて、ずぽずぽして、っておねだりしたい。勿論、イかせまくってやるって啖呵を切った手前、俺の無駄に高いプライドが邪魔して、そんなこと言えない。
 ずるずる、ぬぷぬぷって、腰を上下させて、中を擦る。もはやま○こみたいに、俺の後孔は傑のナマち○ぽに絡み付いてぎゅうぎゅう締め付けてる。イきたいけど、傑を先にイかせたいから動きを速めることが出来なくて、自分で自分を焦らしてるドMみたいな状態だ。生殺しの快感が辛い。
「はあ♡あッ♡あ゛ッ♡♡ち○ぽ、こひゅれて、たまんない♡ふあ、あ……ッ♡」
「悟、自分だけ気持ちよくならないで。私のことも気持ちよくしてくれるんじゃなかったの?」
 傑は全然イく気配なくて、それどころか少し意地悪く目を細めて微笑んで、ぷるぷる震えながら涎垂らしてる俺のちんこに手を伸ばした。傑の大きな手に竿を包み込まれただけで、目眩がする。先走り汁で濡れてべとべとの竿を扱かれて、直接神経を嬲られるような快感に腰が勝手にビクン♡ビクン♡って跳ね上がった。
「あ゛ッ♡♡♡らめ゛♡しゅぐ、ッんあ、あ゛ッ♡♡♡」
「だって悟、私のこと忘れてない? 私のち○ぽのことディルドかなんかだと思ってる?」
「や、あ゛ッ♡♡だめって、イきそ、ッあ゛ッ♡」
 そんなこと思ってねえし、って言おうにも、傑の手でしこしこされるとぐちゅぐちゅ水音が鼓膜を犯して、身体が抗えない快感の虜になってしまう。連動するみたいに勝手に後ろがち○ぽ締め付けて、ぎゅうぎゅう食い破るみたいに蠕動する。そしたら傑のち○ぽの形とか大きさをダイレクトに感じてしまって、頭の中が真っ白に染まった。
「ひ♡あ、あ゛ッ♡♡」
「それにそんなに焦らされたら、私ももう我慢出来ないんだけど」
「焦らして、ないい゛……ッ♡あ゛ぅ♡やめ゛、イ、く……っ♡♡♡」
 指を滑らされ、裏筋の部分をくぷくぷと押されて、俺の身体はあっさり限界を迎えてしまう。びゅっ♡って最初に白濁を勢いよく一吹きしたら、後はもう止まらなかった。濃いのが、びゅるびゅる弧を描いて飛んで傑のシャツを汚した。
「あッ♡あ゛ッ♡出る♡出てう♡♡♡ひい゛ッ、」
「焦らしてないの? ほんとに? あんな中途半端に動かれたら、私いつまでもイけないよ」
 ほんとに私をイかせまくる気あるの?
 ムカつくことを言われて悔しいのに、びゅくびゅく濃いのが出まくってて反論の言葉なんて全く思いつかない。絶頂の快感に震えてるしか出来ない俺の腰を傑の手ががちりと掴んで、次の瞬間半端に半分くらいだけ埋まってたち○ぽをずぷんっ♡って一気に奥まで押し込まれてしまった。
「――ッあ゛……ッ!?♡」
 頭の天辺まで、びりびり痺れる。今イッてるのに追い打ちを掛けるみたいに急に動かれて、目の奥で星が散る。力の入らない俺の腰を掴んだまま、傑が今度はち○ぽをずるずる浅いとろこまで引き抜いた。カリが擦れると、火傷したみたいに熱い。
「しゅぐッ、うあ♡らめ、それ、あ゛あううう♡♡♡」
 ごり♡ごりゅっ♡ごちゅっ♡って乱暴に亀頭で前立腺を押し潰され、俺は身体中じんじん痺れさせながらびくびくと背を仰け反らせた。精液の残り滓みたいなのが時折カウパーに混じってぴゅっ♡って飛ぶ。萎える暇もなくまた殆ど強制的に勃起させられて、傑の亀頭とカリが前立腺捏ねまくりながらまた俺の奥に押し入って来る。みちみちって肉を割り開かれて、俺のながが傑のち○ぽに埋め尽くされる。雄に媚びるま○こみたいに襞がち○ぽに吸い付いて、メスの快感を身体が勝手に享受してる。
「やあ゛ッ♡らめ、捏ねないれ♡♡ひ、あ゛ッ♡あっ!」
「はあ。さとるのま○こ、あったかくて気持ちいい。ずっと挿れたままにしときたい」
 うっとりと俺の腰骨を撫でながら傑がまた意味分かんないことを言う所為で、俺までその意味分かんない思考に感化されそうだ。ずっとなかにいて欲しい。出て行って欲しくなくなる。きゅん♡ってち○ぽ締め付けて、襞がち○ぽに出て行くなって主張してる。
「あ゛ッ♡あ゛っ♡きもちいい♡」
 ぐぷ♡ぬぷっ♡ずぷっ♡♡ってち○ぽでなか掻き回されて、執拗に弱い場所ばかり虐められて、いい場所にばっかり当たる。ていうか、自分でもいい場所に当たるように腰振ってる。涎垂らして悦んで、メスの顔で、ビクビクしてる。甘くて痺れるような絶頂の波が、また押し寄せて来る。
「待ってぇ゛♡またイく♡♡イぐ♡せいえき出ひゃう♡♡」
「私も。ねえ、中に出していい? いいよね?」
 傑の声に余裕がない。俺が嫌だって言っても中に出す気しかない。嫌がらせに拒否してやろうかって一瞬思うけど、中出しの快感を思い出すと全身が蕩けそうで、俺はこくこくと何度も頷きながら傑の腕にぎゅっとしがみついた。
「う、ん♡出して♡なかにらして♡♡♡おねがい、――ッあ♡あ゛♡んああ゛ッ♡♡♡」
 素直におねだりすると膨れ上がった前立腺をごりゅって思い切り削り取られるみたいに擦られて、俺はまたイッた。どろどろの精液を傑の腹にぶちまけながら、俺の奥にも傑の精液がどくどく注ぎ込まれているのを感じて嬉しくなる。きゅうってま○この中締め付けて、傑の精を貪り食おうとしてるみたいだ。
「はあ、あ゛ッ♡腹ん中、あついい♡しゅぐる、すき♡♡♡」
 譫言みたいに素面だと絶対言えないようなことを口走りながら、俺はくたっと傑の胸にもたれ掛かった。力が入らない。はあはあ荒い息吐きながら、快感に浸るしか出来ない。のに、
「私も好きだよ、さとる」
 酷く甘ったるい声で、俺の耳に甘言を吹き込んだ傑が不意にぐっと俺を抱きかかえるようにして、そのまま仰向けにベッドに転がした。ごろって。弛緩した俺の身体はものみたいに転がって、その拍子にすぽんってち○ぽが抜けてしまって、カリが内壁を擦り上げながら中から出て行って、びくりと身体が跳ねる。
「っあ……♡すぐ、る、」
 不意に出来た空洞のなかが、寂しげにひくつく。ひくひく蠢いて、ち○ぽ咥えたがってる。俺を組み敷いた傑が俺の片足を自分の肩に乗せて、全然萎えてないままの先っぽをま○この入り口にぬちゅっと押し当てる。穴が勝手に犯されるのを期待して亀頭に吸い付いた。甘ったるく、ち○ぽを誘って、先っぽを吸う。ちゅっ♡ちゅっ♡って。でも俺はひっと息を呑んだ。
 これ、知ってる。ヤバいとこに挿れる時の、体勢。
「……っすぐる、」
 引き攣ったような声が出た。見上げた先の傑の顔には汗が浮いていて、唇が笑みの形に歪んでいる。悪い笑みだ。その顔のまま、傑がさっきまで下になってた所為でちょっと型崩れしてる頭の団子を解いた。長い黒髪が肩に落ちる。色気に中てられたみたいに、くらりとする。くらりとしてる場合じゃないのに。
「奥、はいらせて」
「ッや、だめ、それだめ、」
「私のことイかせまくってくれるんでしょ?」
「らって、も、無理、ッ――あ゛っ♡あぐ、あ゛ッ……♡♡」
 いやいやと首を横に振るけど、ケダモノの本性を露わにした傑が聞き入れてくれる筈もない。再び、傑の硬度を保ったままの怒張がずぷずぷと俺のなかに埋め込まれる。傑をイかせまくるなんて、出来もしないことを言うんじゃなかったと後悔するけど、もう遅い。
「す、ぐりゅ♡くるひ、ッうあ、あ゛ッ♡」
 どちゅ♡って一番奥の壁に、ち○ぽが押し当てられて、息が詰まる。その奥をこじ開けるように、ごつごつと叩かれる。何度も、執拗に。嫌なのに、俺のちんこはまた勃ってる。両足の間でふるふる震えながら、精液で汚れた鈴口からまた蜜を滴らせている。飢えた獣が涎を垂らしてるみたいに。
「だ、だめ♡♡そこだめなとこ、」
「メスになっちゃうとこの間違い、でしょ」
 低い声で傑が囁くのにも、ぞくぞくする。この前より、優しくない。なのに、この前より、そこが簡単に緩んで来てる気がする。だって、もう入りそう。入っちゃだめなのに。くぱ……♡ってまるで自ら迎え入れるように開きかけながら、ひくひくしてる。ち○ぽ動かされる度に傑の精液がぐちゅぐちゅ音立てながら、なかで混ざる。開きかけた場所に、流れ込む。
 くるしい。いや、嘘、きもちいい。なか、ほじられるのきもちいい。ち○ぽのことしか考えられなくなる。奥までこじ開けられて、メスになってしまいたくなる。
「しゅぐう、ッあ゛っ♡らめって、もう、あ゛っ♡♡」
「もう少しで入れそうなんだけどね、キツキツのま○この奥」
「は、はいっちゃらめ♡♡♡あッ♡んっあ、あ゛う♡」
 ごちゅごちゅ叩かれながら、ちんこまで扱かれる。溢れ出て来る我慢汁を指で掬って、先っぽに俺の精液と一緒に塗りたくられる。一緒にされるのヤバい。力が抜けて、奥の壁まで緩んで、そしたらその隙を逃さずに傑がち○ぽ突き入れて来て、だめな場所をごりごり擦りながら、カリ首までぶちゅって入って来た。
 ぐっぽん♡♡♡
 明らかにヤバい音させながら、ヤバい場所にねじ込まれて、俺の身体ががくんと仰け反る。度を越した快感が全身を巡る。ヤバい。語彙が消し飛んで、ヤバいしか言えない。どろっとした白濁が垂れて、どうやらイッてるらしいと理解するのにちょっと時間が掛かった。
「ッんあ゛♡ああう♡♡♡ひあ、あ゛ーっ! あひあ゛ッ♡♡♡」
「っはは。すごい声。やっぱり悟、ここ好きだよね?」
 ぐぽっ♡ぐぽっ♡って異様な音をさせて、傑が結腸口に嵌まり込んだち○ぽを前後に揺する。にゅぷにゅぷ押し潰されて、括れ出たカリに擦られて、動かされる度にちんこから精液がとろとろ出る。ちんこが馬鹿になったみたい。ていうか、頭も馬鹿になってる。必死で理性を掻き集めて、俺は弱々しく首を横に振る。拒否しないと、どんどん嵌まり込んで元の世界に戻って来られなくなりそうで恐い。
「すき、じゃないい゛……ッ♡♡♡そこ、やぁ゛っ♡♡らめえ゛ッ♡♡」
「だめじゃないだろ? こんな発情しきったメスの顔して」
 傑が俺に身を寄せて、俺の前髪を掻き上げる。自分がどんなだらしない顔をしているか容易に想像出来るから、羞恥に耐えられずに目を逸らす。そしたら首筋に噛み付かれた。ビリッて痛い筈が、その痛みさえ気持ちいい。どうかしてる。感覚が麻痺してる。
「あッ♡だめってぇ゛♡ひい゛ッ♡またイく、っんあ、あ゛ッ♡♡♡」
 イく。何回もイく。でもイき過ぎて何も出るモノがなくなったのか、精液は出ない。また、傑にメスにされている。リングみたいになった狭い入り口に何回もち○ぽずりずり往復させられて、にゅぷにゅぷ、ぐぽぐぽってだめな音がするのももはや興奮材料にしかならない。
「しゅぐる♡そこらめ゛♡おれ、ばかになるうう♡♡♡あぁ゛ッ♡あ゛んッ♡あんッ♡」
 カリ首がリングに引っ掛かって、またイく。傑のち○ぽに馴染むみたいに、そこがねっとりち○ぽに吸い付いて、きゅんきゅん収縮して精をねだる。傑が俺に身を寄せてる所為で、傑のぐしょぐしょに汚れたシャツの腹の部分に俺のイきっぱなしの敏感なちんこが擦れて、どぷどぷ透明な汁が零れる。メスイキの快感にずっと目眩がしてるのに、そこをまた傑に掴まれてシコられて、ビクッ♡ビクッ♡って俺の腰が壊れたように跳ねまくった。
「あ゛ッ♡あッ♡だめ、ッひい゛♡♡」
「さとる、だめなの? 私はここ、好きだけど。悟のやらしいま○このなかがち○ぽに吸い付いて来て、っねえ、もう、出そう、」
 スパートを掛けるように、傑がなかでち○ぽ扱く動きを速める。自分が気持ちよくなる為の、本能的な動き。ぐぷっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ってやらしい音がする。エッチしてる音。犯されてる音。俺の粘膜がち○ぽに絡み付いて、オナホ扱いを悦ぶようにきゅんきゅん締め付ける。
「は、ッあ゛……ッ♡すき♡そこしゅき♡♡すぐりゅのち○ぽ、きもちい♡♡♡出して♡」
 ぎゅうっと傑に抱きついて、ねだる。ビクッてなかでち○ぽがおっきくなって、熱いのが奥に出る。出されてる。ぷしゃああああ♡って、ちんこが壊れた噴水みたいに透明な潮を吹き上げて、止まらない。イくのが止まらない。ずっとイッてる。ずっときもちいい。
「あ゛っ♡♡う♡♡いっぱい出るう……っ♡♡♡止まんない、」
「うん。いっぱい出てるね。可愛い」
 まだ俺の中に精液を注ぎ込みながら傑が褒めるように俺の頭を撫でるから、俺は嬉しくなる。いっぱい潮吹きしてるとこをもっと見て欲しくなる。びゅーびゅー出過ぎて、傑のシャツがもうびしょびしょで、俺の顔もきっと汗とか涙とか鼻水とか涎まみれで酷い有様だと思う。多分すごい不細工なのに、傑は可愛い可愛いって言いながら俺にキスする。
「ん♡ふう♡んん……ッ♡」
 キスきもちいい。傑にくちのなかまで犯されて、じんじん痺れる。頭がぼんやりする。視界が霞む。あ、これ、また気絶する。気絶させられる。イかせまくるつもりだったのに、イかされまくって気を失う。傑のち○ぽに永遠に抗えなくて、深い場所に堕ちていく。
 俺は流れに身を任せるように目を閉じて、快楽の奔流に海月みたいに揺蕩うことにした。傑にこんな身体にされてしまったことを、屈辱に感じるどころか嬉しい。末期だ。

(終)