俺の彼氏は前戯がしつこい!

 傑の大きな口の中に、俺の勃起が包み込まれている。濡れた温かな粘膜に扱かれ、喉奥まで亀頭が当たって、ずるずると引き出された先端を、じゅる、と吸われる。腰から、いや全身から力が抜けて、抗えなくなる。弱い場所を的確に狙われて刺激されているだけでもヤバいのに、俺のが傑に舐められているっていう図がもう既にヤバい。見てるだけで頭がくらくらする。健全な男子である俺の身体は簡単に従順に反応して、何もかも全部傑に任せてしまいそうになる。
「ッあ……♡すぐる、っ待って、」
 でも駄目だ。俺はふるふると首を横に振りながら、傑の長い髪を掴んだ。引き離す為に。でもわざとそのタイミングを狙ってるとしか思えないこの状況で、傑が更に強く先端をじゅっと吸い上げた。そうされると俺が腰を前に突き出して傑の頭を自分の方に引き寄せてしまうと知っているみたいに。
「あ♡あッ♡すぐる、待てって、ッも、あ゛ッ……♡」
 また、イきそうだ。イかされてしまいそうだ。競り上がって来る射精への欲求に、俺は必死で抗った。さっきより激しくぷるぷると首を横に振りながら、ぐっと傑の髪を自分と反対側に強めに引っ張る。傑が少し痛そうに顔をしかめながら、仕方なく俺のちんこから口を離した。ちゅぽ♡とやらしい音がして、傑の唾液なのか俺の先走り汁なのか分からない透明な汁が、傑の唇からつうと垂れる。
「何、」
 俺はのろのろと上半身を起こして傑と向き合った。中途半端なところで止められた所為で、いや止めたのは俺なんだけど、昂ぶったモノは天を向いたまま、切なげに蜜を吐き出している。触りたいし、触って欲しい。だけど俺はもっと飢えてる。それ以上のことを望んでいる。
「……」
 何で止めたのかって訊かれるけど、言いたくない。つうか、察しろよ。というオーラを纏ってじっと傑を見るけど、傑は全然分かってない顔で首を傾げている。これじゃあ俺が察してちゃんみたいだ。
「……今日は、やめとく?」
 傑は今度は心配そうな顔をした。俺は慌てて違うと首を横に振った。そうじゃない。てか、察しろよ(二回目)。察する気配ゼロだし。これでモテるって、マジか?
「……じゃなくて、……もう、さっさとちんこ挿れろ」
 仕方なしに言ったけど、『さっさと』の段階で既に恥ずかしくなって、俺は傑から視線を逸らしてぼそりと言った。
 傑の前戯は長いししつこい。いつも、いつだって。良く言えば丁寧ってことなんだろう。俺の身体を気遣っているのも分かる。
 じっくり時間を掛けて解して、挿れて、俺の気持ちいい場所をひたすら責めて、勿論ゴムもしてるから、ゴムの中に出して、終わり。前戯が長い割に行為そのものはあっさり終わる。何故って、半分は傑の所為だ。前戯がしつこい所為でちんこ突っ込む段階になった時点で俺が既に疲れてるから。俺の身体に無理させたくない傑は、行為をすぐに終わらせてしまうのだ。
 それも、嫌だ。傑ともっと長く繋がっていたい。だったら俺が疲れないように、前戯を短くさっさと済ませて欲しい。
 今日だって、任務が長引いて全然会えてなくて久しぶりなのに、傑の前戯はしつこい。最初は乳首とちんこ触ってイかされて、次はちんこ扱かれながら後ろを指で解されてそこでもまたイッて、今度はフェラだ。俺は既に二回イッて、またイきそうになっているのに、傑はまだイッてないどころか下半身はきっちり着込んだままだ。俺ばっかり恥ずかしい目に遭って、不公平だ。自分だけじゃなくて、傑と一緒に気持ちよくなりたい。
「……でも、なか、解さないと痛いよ」
「も、もう、充分解れてるから、」
「本当に?」
「ほんとだって……」
 話してるうちにも、放置されたままの身体が疼く。前も、後ろも。穴が物欲しげにひくついて、そこに埋まるサイズのモノを探してるみたい。
 傑は俺が焦れているのもお構い無しに、うーんと腕組みをして考え込み始めた。もういいからさっさと挿れろよ。もう一度そう強請るのは、恥ずかしい。俺はこう見えて奥ゆかしいのだ。さっきの一回だけで、既に羞恥がヤバい。
「傑……」
「じゃあ、見せてみてよ」
 考え込んでいた傑が顔を上げて、言った。にこりと、胡散臭い笑みと共に。嫌な予感がした。見せるって、何を。
「っえ……?」
「ほんとに解れてるか、悟が私によく見えるように見せて、私を誘惑して。私が今すぐ悟のなかに挿れたいって思うように」
「は……?」
 無理だ。ちんこ挿れてって言うだけでも恥ずかしいのに。そんなの……俺のケツの穴を傑に見せて誘惑するなんて、絶対無理だ。その光景を想像しただけで、頬に血が集まる。目を伏せて、無意識に逃げるみたいに、ベッドの上でじりじりと後退する。すかさず退路を断つように傑に腕を掴まれてしまった。素早く身をこちらに寄せる。黒い髪が、俺の無防備な鎖骨を擽った。髪が軽く触れただけなのに、鎖骨が熱を帯びる、気がする。
「さとる、いい子だから私の言うこと聞いて」
「……っや……♡」
 耳に、傑の息が掛かる。ぞわっとした。ビクッ♡と肩が跳ねて、変な声が出る。傑は、どういう声でどういう風にねだれば俺が大人しく言うことを聞くのかちゃんと知っている。常識人ぶってるけど、実はとんでもない策士だ。
「む、無理……!」
「……挿れなくてもいいの? このまま終わる?」
 すす、と腰を手の平が撫でる。内股のあたりをなぞる。両足の間で震えている屹立には、決して触れてくれない。
「私のちんこでなか擦られたくないの? 前立腺いっぱい虐められて、奥までずぽずぽされたくない? 奥に私の熱い精液びゅーびゅーされて、悟も一緒にイきたくない?」
「っは……♡あ、あ……ッ♡」
 今までの傑からは想像もつかないような露骨な言葉で煽られて、俺の方が猛烈に恥ずかしいのに、猛烈に心拍数が上昇している。傑の声につられるように、傑にちんこ挿れられて犯されてる想像が脳内で勝手に再生され始めた。想像だけなのに後ろがきゅんと収縮して、放置されたちんこはたらりと先走り汁を零した。
「すぐる、……も、分かったからあ……っ♡」
 俺は観念したようにそろそろと震える両足を大きく左右に開いた。勃起してだらだら汁を零してるちんこと、後ろの穴が、傑によく見えるように。でもこれだけじゃ足りない。もっとよく見えるように、両手の指で穴の縁を掴んで左右にくぱりと拡げて見せる。傑の視線を痛い程に感じた。指で少し触れただけなのに、傑に見られていると思うと中が勝手にひくん♡ひくん♡と震えているのが分かる。
 ……何か、言わないと。傑を誘惑しないと。傑の理性がぶっ飛ぶような、卑猥な台詞を言わないと。脳をフル稼働させて、いつもだったら絶対に傑に言いたくないような言葉ばかりを素早く選ぶ。
「……お、俺の、やらしいま○こに、……すぐるの太いち○ぽ突っ込んで……♡なか、ぐちゃぐちゃに犯して♡おね、がい、」
 あまりにも知能指数の低い台詞を言うのに耐えかねてまた視線を外しそうになったけど、傑の目を真っ直ぐに見て全部言い切った。傑は俺の顔が好きだから。俺が傑を見てこんなとんでもないことを言っているだけで、絶対誘惑される筈だ。
「……ふうん。そんなことまで言えるようになったんだ?」
 偉いね、なんて呟きながら、傑の手が俺の方に伸びる。俺を褒める時、傑は俺の頭を撫でる。いい子って。だからその手は俺の頭上に伸びて行くんだと思っていたら、下半身に伸ばされて、傑の長い指が、いきなり俺が自分で拡げた穴の中にずぷっと埋まった。
「ッあ゛……ッ!?♡」
 不意打ちの刺激に俺の上半身ががくんと仰け反る。さっき散々解されて、その時に塗り付けられたローションが指に掻き回されてくぷくぷと鳴った。
「すぐる、もう、ッあ゛ッ♡んッ♡あっあッ♡♡♡」
 指が二本に増やされて、俺の手に変わってぐにーっと中を左右に拡げる。ひくついている中を傑に見られて、見られる程興奮するらしいどうしようもない俺の身体はびくびくと震えながらそれ以上の刺激を待ち侘びる。なか、指でずぽずぽして欲しい♡前立腺、こりこり引っ掻いて欲しい……♡と、淫らな思考で頭の中が一杯だ。
「さとるのま○この中、綺麗なピンク色だね。しかもち○ぽ挿れて欲しそうにひくひくしてる」
「や♡見んな、ばか♡♡あッ♡ふあ、あ♡」
 自分では見えない穴の中の状況を逐一説明されると余計に羞恥も興奮も煽られた。しかも、下品な言葉で。品行方正な優等生ぶってる傑の口からそういう言葉が飛び出すのは、背徳感でぞくぞくする。
 当然、傑は俺にわざと聞かせて俺を辱めている。傑の意のままに操られているみたいで悔しかった。無意識に足を閉じてしまいそうになるけど、誘惑しないとちんこ挿れて貰えない。
「見せてるのは悟でしょ?」
 それは、俺が見せたいんじゃなくて傑に見せろって言われたから。傑の大好きな正論はしかし、言わせて貰えないまま、指を二本ともぐちゅんっ♡となかに埋め込まれて俺はまた上擦った声を上げる羽目になった。
「ッあ♡んああ゛♡♡だめって♡やあ、あ゛ッ♡♡」
「だめなの? 悟のメスま○こ、指ハメられて嬉しそうだよ。もっと奥まで入りそう」
「だ、だめ♡♡♡しゅぐ、ッん♡あ゛ッ♡あっ♡♡」
 ずぷ♡ずぽ♡ぬぷっ♡ぬぽっ♡ぬぽっ♡♡♡
 ローションで濡れた指が出入りする度にやらしい音が後孔から聞こえる。傑の指に擦られた粘膜が熱くて、中が勝手にきゅんきゅん指を締め付けて、きもちいい、しか考えられない。もう前戯はいらないから早くちんこ挿れて欲しい筈なのに。指でイきそうで、俺は自分でも指がいい場所に当たるように腰を動かしながらぷるぷる震えてるちんこの先っぽからまたぴゅっぴゅっ♡と先走り汁を飛ばした。
「すぐる、ッ♡だめ、イきそう♡♡あ、あうう♡♡」
 硬くしこった前立腺をごりっと削り取るみたいに擦られて、目の前が白く染まる。イく♡と腰を前に突き出すが、射精する直前で傑に根元をぎゅっと握り込まれてしまった。熱の放出を寸前で阻止され、俺の頭も身体もパニックを起こす。
「ッあ゛っ♡なん、で、すぐる、っひ♡あ、あ……っ」
 上半身を辛うじて支えていた肘からがくっと崩れ落ちて、俺はベッドに仰向けに倒れ込む。寸止めの辛さに泣きが入りながら傑を見上げた。精液を堰き止められたちんこはパンパンで痛くて、イきたいのにイけない所為で苦しげにつうと先走りを垂らしている。ずるっと指が抜け出て行った穴の中の空洞が、寂しげにひくんひくんとひくついて、空気に触れているだけでも辛い。
「さとる、ち○ぽ、ナマで挿れてもいい? ねえいいよね?」
 傑は何処か獣めいたぎらついた目で俺を見下ろして、切羽詰まった声を出した。器用に片手だけでベルトを緩めてジッパーも下げた。俺に許可を取るようなことを訊いておきながら、ナマで突っ込む気満々じゃねえか。
 とはいえ、俺も同じだ。傑の下着の中からぼろんと飛び出てきたモノを見て、俺も飢えた獣みたいに口内に沸いてきた唾を呑み込んだ。血管が浮き出てて、太くて、長くて、カリが張り出してて、色もグロい。これ、ナマで突っ込まれて擦られて奥に出されたら……って考えただけで、じくじく身を焼かれるみたいで、我慢出来ない。
 傑の所為だ。そんな頭のネジがぶっ飛んだようなこと、今まで考えたこともなかったのに。傑が焦らすから、俺はおかしくなってしまった。
「……う、ん♡ナマ、がいい♡すぐるのナマち○ぽ、奥までハメて♡ずぽずぽして♡♡♡俺のま○このなかにいっぱい出して♡――っひあ♡あ゛ああ゛ッ♡♡♡」
 蕩けて馬鹿みたいなことをおねだりした途端に、腰をがちりと掴まれ傑のグロいカリ高ち○ぽがさっきから挿れて欲しくて仕方なかった場所に一気にずっぷりと埋め込まれた。亀頭が膨らんだ前立腺をごりゅっ♡と乱暴に擦り上げて、焦らされ過ぎて異様に敏感になっていた俺は呆気なくイッた。
 びゅっ♡びゅっ♡びゅるるるる♡と勢いよく白濁が飛び散って、俺の腹やら胸やら顔にまで大量に掛かる。頭の中も目の前も真っ白で、頭の天辺から足の爪先までびりびり痺れるみたいに悦楽に染まって身動きが取れない。
「あ♡あッ♡あ゛ッ♡♡♡はあ♡あ゛ッ♡」
 やばい♡すぐるのナマち○ぽきもちいい……♡頭ばかになるう♡♡♡
 恍惚の表情でびゅるびゅる精液を飛ばしていると、まだイッてる途中なのに傑がもっと奥までずぷずぷと俺の中に侵入を始めた。前立腺が押し潰され、ごりごり竿に擦られて、追い打ちを掛けられてるみたいに目の前の光景がハレーションを起こしている。
「ひ♡あッ♡待ってらめ゛♡♡しゅぐ、ッん゛っ♡あ♡も、今イッてる、あう♡♡」
 ずっと喘いでいる所為でずっと開いたままの口の中に、自分の精液が飛び散る。舌に不味い味が広がって、思わず眉根を寄せた。
「待ってぇ゛♡だめ、ッひい゛ッ♡あ、あ♡」
 口、閉じたいけど無理だ。傑が容赦なく腰を打ち付けて来るから。ずっぽずっぽとち○ぽが出たり入ったりする度に粘膜が擦れて、奥の行き止まりまで亀頭が当たって意識が飛びそうになったり、カリの段差で擦られて、内臓ごと外に引っ張り出されてしまいそうで恐い。俺のちんこは強制的にまた勃起させられて、精液で汚れた鈴口からぴゅくぴゅくと先走り汁を飛ばしている。
「っさとるのま○このなか、すごくうねってる。生ハメすごく気持ちいい」
 俺に覆い被さるようにして、傑が露骨な言葉を俺に吹き込む。そんなこと言われたら、だめなのに傑を拒めない。ゴム越しじゃない傑の熱いち○ぽが俺の中何度も擦って、火傷しそう。傑の先走り汁がローションと混じり合って、ぬちゅぬちゅと卑猥な音を立てている。生ハメされながら首筋に噛み付かれて、乳首まで摘ままれぐりぐり捏ねられて、俺はまた簡単に絶頂に上り詰めてしまう。
「や゛ッ♡待ってイく♡またイく♡♡いくいくう♡しゅぐる、」
「……っ私も、」
 どぴゅっ♡どぴゅっ♡♡と全然薄くなってない精液がまた飛び散った。合わせるように、傑のち○ぽが中で更に質量を増したかと思うと熱い精液がどくどくと奥に注ぎ込まれるのを感じた。今まではゴムの中に出てる感覚があるだけだった精液が、俺の身体の奥に直接入って来てる。わけ分かんないくらい気持ちよくて目の端に涙が浮いた。
「あ……ッ♡♡なか、出てるう♡傑のせーえき、中出しされてう♡きもちいい、」
 あまりの快感に口端から涎を垂らしたまま、痙攣が止まらない。ビクンビクンと何度も腰が震えて、恐いのと気持ちいいのとがごっちゃになったまま傑にぎゅうとしがみついた。
「はー♡はー……♡生ハメきもちいいい……♡♡♡」
 生ハメも中出しもこんなに気持ちいいなんて知らなかった。連続でイかされて蕩けた顔のまま、多幸感でぼんやりしたまま、傑にちゅっとキスされる。傑が愛おしそうに俺を見下ろして、汗で額に貼り付いた俺の前髪を掻き上げて、
「……っうん、私も」
 不意に傑が俺の膝裏に手を差し込んで片足を持ち上げた。予想外の傑の行動に、俺は「え」と中途半端な声を出した。てっきりこのままち○ぽ抜いて、だらだらベッドの上でいちゃついて、その後風呂に入る流れかと思っていた。もう一回したいかも、とほんの少しだけ思っていたけど、流石に身体が怠い。だらだらしよう。
 そう思っていたのに、傑は持ち上げた俺の足を、自分の肩にぐいと乗せた。ぽかんと見上げる俺を見て、ふっと意地悪く微笑む。ぞわっとした。何か、ヤバいことしようとしてる顔だ。
「さとるも生ハメ気に入ったよね? だったら、もっと奥まで入っても大丈夫だよね?」
「っえ? え?」
 狼狽える俺の足を抱え上げたまま、傑がぐっと腰を前に突き出した。ぐぷ、とち○ぽが深い場所に入り込んで、気付く。傑のち○ぽはまだ勃ったままだ。
「す、すぐる、」
「大丈夫。力抜いて」
「む、無理、――っはあ♡あ、もう、や……ッ♡」
 萎えた俺のちんこを傑がやわやわと扱く。イき過ぎて疲れて、もう休みたいのに。刺激されると快楽に従順な身体はびくびくと跳ねて、ちんこが硬さを取り戻す。ぷくっと亀頭が露出して、先走り汁が先っぽに滲んだ。
「すぐる……♡」
 ず、と傑が一旦浅い場所までち○ぽを抜いて、また奥まで一気に埋め込んだ。ずぷんっ♡と酷い音をさせて怒張をぶち込まれて、俺の身体がベッドの上でがくんと仰け反る。一番奥に亀頭がごつっと当たって、意識を持ってかれそうだ。息が、一瞬止まる。
「が、は……ッ!?」
「あー、さとるのま○こ、堪んない。きゅうきゅう締め付けて、もっと奥に誘って来る」
「なっ、してな、ッんあ♡あッ♡♡♡だ、だめ、」
 ごりごり削り取るみたいに、傑のち○ぽの先っぽが俺の奥に何度も当たる。行き止まりなのに、ノックするみたいに、何度もとんとんって、優しく。かと思えばごりゅっ♡と強く抉る。竿が擦れて、摩擦で熱くて、傑が中に出した精液が、ち○ぽに撹拌されてエッチな音がしてる。ぐちゅぐちゅって。恥ずかしい。
「あ゛っ♡♡すぐる待って、やだ♡♡うあ、あッ♡」
 俺はそんなつもりはないのに、俺の後孔が勝手にひくついて、傑の太いち○ぽを必死に咥え込んでる。ぶわって汗が出た。逃げたいのに、この体勢じゃ逃げられない。というか、力ももう入らない。されるがままだ。
「だめ♡すぐりゅ……ッ♡ち○ぽ、も、入んない♡ごりごり、だめって、」
「大丈夫。もう少しで入るよ」
「や……っやだ♡もう、はいる場所、ないから、ッあ゛っ♡」
 ないのに、ない筈なのに、何度も穿たれてノックされてちゅ♡ちゅ♡ってキスするみたいにち○ぽの先っぽ押し当てられて、未知の場所への入り口が緩んでる、ような気がする。でもだめだ。そこ、はいっちゃだめな場所だ。直感で分かる。
「あるでしょ? ほら、ここ。私のち○ぽしか入れないエッチな場所」
 薄らと人の悪い笑みを浮かべた傑が、ここ、と、その場所めがけていきり立ったモノを強引にねじ込んだ。
 ぐぽんっ♡♡♡
 嫌な音と共に、傑のカリから先の部分が狭い場所に嵌まり込んだ。ちょうどリングみたいになった場所に括れた部分がすぽりと嵌まって、一部の隙もなくみちみちと埋まる。死ぬ、と思った。
「ッあ゛ーッ!? ああ♡らめ゛っ♡や♡あッ♡♡♡あ゛ッ♡あん゛ッ♡♡♡♡」
 びゅる♡♡♡と俺のちんこからまた精子が飛んだ。さっきから何回イッてるんだろう、なんてぼんやり思う余裕もないまま、傑がぴったり嵌まったカリ高ち○ぽを小刻みに前後させて括れたカリでリングの部分を擦るから、俺はずっと腰をビクビクさせたままイきまくる羽目になった。しかも、精液も出ない。なのに、イッてる。きもちいい。強すぎる快感に目眩がする。
「ひぐ♡あ゛っ♡あ゛んッ♡らめ、」
「さとるがメスになっちゃうとこだよ、ここ。ここでち○ぽごしごしすると、すごく気持ちいい。ねえ、悟は? きもちいい?」
 うっとりと目を細めながら、傑がち○ぽ擦り付けてしこしこオナるみたいに腰を揺すってリングの部分にカリを引っ掛ける。そこを擦られるとイくのが止まらなくて、でも精子は出てなくて、傑専用のオナホにされてる気分で、俺はわけ分かんない快感にぐずぐず泣きながら震える手で傑に縋り付いた。
「きもちいいい゛……ッ♡♡♡しゅぐうのナマち○ぽ、ま○この奥までハメハメされるの、しゅきい♡♡♡」
「っいつの間に、そんなエッチなこと言えるようになったの、さとる」
 卑猥なことを言うと傑の動きに容赦がなくなる。ぐっぽ♡ぐっぽ♡と異音をさせながら亀頭が出入りして、俺はメスイキしながら勢いよく潮吹きした。
 ぷしゃあああ……♡♡♡って噴水みたいに透明な潮が噴き上がって、俺の身体もシーツもべとべとに濡らした。ビクンッ♡ビクンッ♡って腰を痙攣させながら、俺のやらしいメス穴がひくひく震えながら傑のち○ぽきゅんきゅん締め付けて、一番奥に傑の種子を欲しがる。
「あ゛ッ♡はあ♡あ゛んッ♡腰とまんないい♡ああ……ッ♡♡」
 傑が呻いて、二度目の精液を俺の深い場所にどくどくと注ぎ入れる。こんな奥に出されたら、もう出て来ないんじゃないかってくらい、深い場所に。それでいい。だって俺、傑だけのメスだし。
 腹の中が熱くて、身体も熱くて、頭も熱くてボーッとする。キスされて、舌突っ込まれて、舌同士擦り合わされて、だめ、もう息出来ない。何も考えられない。
 こんなの、知らない。こんな抱き方されたことない。抱かれてるっていうか、犯されてるみたい。でも嫌じゃない。犯されるの、きもちいい。
 今まで、傑の前戯がしつこい所為で突っ込む時には俺が既に疲れているから、傑は手加減していただけだ。本当の傑はこっちだ。傑の本性にドギマギして、だめな場所まで犯されて、メスに堕とされている。快感と、被虐の悦びと、背徳感と、全部ごちゃ混ぜで、頭がばかになる。身体もばかになる。いや、もうなってるかも知れない。
 もう、傑のカリ高ち○ぽナマで突っ込まれて中出しされないと満足出来ない身体になってしまったかも知れない。傑の所為だ。  責任取れよと傑に目で訴えてから、俺はついに目を閉じて意識を手放した。

(終)